トラック購入はリースと購入のどっちがお得?
トラック購入はリースと購入のどっちがお得?

会社でトラックを購入する場合は、購入とリースのどちらが得か検討したほうがいいでしょう。
現状リースはほとんどのトラック販売業者で可能です。(実際はリース会社が間に入ってリース契約を行うことになります。)
リースは一括ではなく毎月の支払うので現金の流出を抑えてキャッシュフローをよくすることと、減価償却が必要ないので税制面でメリットがあります。
そういった理由でリースが選ばれることが多いのですが、ケースによっては一括やローンで購入した方が得になることもあります。
購入
購入の場合の特徴としては、減価償却費がかかります。
これは、たとえば100万円の車両を買ったときに、その年度に100万円すべてが経費として認められないということになります。
トラックの場合は、耐用年数が4~5年なので1年で約20~25万円程度が経費とすることができます。
(原価償却には基準で価額が変わるのですがここでは割愛します)
リース
リースの場合は、支払った金額が全て経費になりますので節税になります。
ローンの支払いと同じように毎月払う額は少ないので経営に負担は少ないというメリットもあります。
ローンとリースの違いはリースの場合は残価の設定ができることと車検費用や修理費などをリースに組み込むことなども自由にできます。
残価設定は、リース払い終了後の本体の残価を設定し、リース契約終了時に走行距離や修復などで残価を計算します。
残価より査定が低ければ費用が発生することもあります、もちろん残価より査定が高ければ返ってくることもあります。
リースのデメリット
リースのデメリットとしては、リース契約が終了しても車両が自分のものになりません。トラックの場合はメンテナンス次第で長くのれますので、長期間の場合は損になります。
またリースの場合、途中解約ができません。購入の場合、途中で使わなくなったから売ってしまおうということもできますがリースでは最初の取り決めた金額を支払い続けなくてはなりません。
どうしても解約したい場合は違約金を支払うなど痛い出費になってしまいます。
番外:少ししか使わないならレンタルも選択肢に

購入やリースの他に、使用頻度が少ないならばレンタルという選択肢もあります。
大手のトヨタやオリックスなどのレンタカーでも2tや3tのトラックを扱っています。
価格は、1日で18000円~35000円で、現在は大型トラックの取り扱いはないようです。
また、中古トラック販売店でもレンタルトラックを扱っているところもあります。こちらも中型トラックで1日2万~3万円、大型トラックは1日5万円ぐらいです。
レンタルと購入の比較
では、どのぐらい使用すればレンタルより購入の方がいいのでしょうか。
2tの小型トラックで考えて見ます。
たとえば150万円あれば、小型の中古トラックは十分購入できますので、ここを基準とすると1日2万円のレンタルで75日間使用できます。
単純に計算すると諸経費込みで150万円程度の車両だと75日より使わないとレンタルの方が安くなりますが、
実際には購入の場合は使わなくとも資産になることや、車庫の問題など細かいことはいろいろあるんで状況に合わせて検討することになりそうです。
まとめ
一括購入とローンとリースでは、トータル金額で考えると一括購入がもちろん安いですが毎月の支払いが安くなるローンやリースも十分利点があります。
それぞれにメリットとデメリットがあるのでどれが一番いいということはありません。
自身の状況とそれぞれのメリット、デメリットを十分考慮して一番よい支払い方法を選んでください。
【スポンサード リンク】